モンテッソーリ教育の5分野について

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モンテッソーリ教育の5分野

遊び ではなく子どもの
「お し ご と」

モンテッソーリ教育では、子どもが自立に向けて発達するための活動を「おしごと」と呼びます。切る・貼る・折る・縫うといった手先を使った活動や、専用の教具を使った活動は一見“遊び”のようですが、実はどれも発達のための大切な課題です。できなかったことができるようになる経験を通して、集中力・忍耐力・自己肯定感が育ちます。決められた手順やルールを守ることで、人の話を聞く力や社会性も身につきます。「おしごと」は子どもの成長そのものなのです。

日常生活の練習

生涯にわたって役立つ
器用な手先をつくります

0〜6歳は指先や手首を自在に動かす力を育てる大切な時期です。現代の便利な生活環境では手先を使う機会が減っているため、意識的な経験が必要になります。モンテッソーリ教育の「日常生活の練習」では、切る・貼る・折る・縫うなどの活動を通して手先の発達を促し、前頭葉を活性化させます。器用さは文字を書く・道具を扱う力だけでなく、集中力や自信にもつながります。こどものいえでは、子どもの興味に合わせた活動で楽しく手先を育てていきます。
 

 
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感覚教育

五感の洗練と理論的思考
の基礎につながる活動

0〜6歳は五感が大きく発達する「感覚の敏感期」です。0〜3歳は見たり触ったり味わったりしながら、さまざまな感覚を吸収する時期。3〜6歳になると、今までの経験を整理し、「同じ」「大きい・小さい」「似ている」などの関係性を理解できるようになります。モンテッソーリの感覚教育では、専用の教具を使い「同じものを見つける」「順番に並べる」「仲間分けをする」といった活動を繰り返します。これらは将来の論理的思考の土台となる大切な学びです。
 

 
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言語教育

自分の気持ちを上手に
言える力を育みます

2歳頃から始まる「ことばの爆発期」は、言葉への興味が急速に広がる大切な時期です。この敏感期に語彙に触れる経験を重ねることで、子どもは自分の思いや考えをより豊かに表現できるようになります。モンテッソーリ教育では、まず身近な語彙を増やす活動から始め、自然に文字へ興味を持てる環境を整えます。言葉で気持ちを相手に伝える、文字が読めるようになる経験は自信となり、かんしゃくや気持ちの行き違いも少なくします。子どもが「伝えられる力」を育むために、たくさんの言葉と出会える機会を大切にしています。
 

 
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算数教育

数を具体的に表し、
数の概念を身につけます

3~4歳頃には「いち、に、さん」と数に興味を示す「数の敏感期」が訪れます。モンテッソーリ教育の算数は、数字を教え込むのではなく、「数詞(いち)」「数字(1)」「量(1つ)」を結びつける“三者の一致”を重視します。ビーズやおはじきを使い、数のイメージを直観的に理解できるよう援助します。1〜10の理解ができると、大きな数まで一気に広がり、四則演算の理解もスムーズになります。数が「わかる」喜びが、学ぶ意欲につながります。
 

 
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文化教育

様々な違いを知り、
グローバルな視野を育てます

文化教育では「理科」や「社会」にあたる分野を扱い、宇宙・大陸・地図・昆虫などを具体物に触れながら学びます。イラストでは得られない形・重さ・質感を体験することで理解が深まります。モンテッソーリ教育では全体(宇宙)から部分(日本・県)の順番に学ぶことで、自分の位置づけがつかめ、興味も広がります。世界を意識する力はこれからの時代に欠かせません。国旗づくりや動物の生息地など、楽しく視野を広げる活動が、子どもの好奇心とグローバルな感覚を育てます。
 

 
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