言語教育
言語教育とは
モンテッソーリ教育はイタリア生まれのため、日本語教育は日本で独自に発展してきました。モンテッソーリの理念を土台に、子どもの発達段階や学び方に合わせ、日本語を理解する手順を丁寧に分析しています。モンテッソーリでは「言葉を理解する」とは、文字・意味・音の三つが結びつくことと定義します。その基盤となるのが、五感を通した豊かな経験です。言葉のおしごとは、多様な教具を使い、楽しみながら言葉や文字が自然に身につくよう工夫されています。
絵カード合わせ
絵カード合わせは、ひらがなへの興味・読み始め・語彙理解など発達段階に応じて使える教材です。モンテッソーリでは多様な場面で活用します。
砂文字板
砂文字板は、書く前段階の子が文字の形に切り取られた砂やすりを指でなぞり、文字の形と筆順を楽しく繰り返し経験できる“書きたい”気持ちに寄り添うおしごとです。
文字並べ
文字並べは、ひらがなに興味が出た子に一文字ずつの理解と五十音の順を伝える教具です。読む前・書く前の段階で使えるお仕事です。
単語ならべ
単語並べは、文字を組み合わせて単語を理解し始めた子が、書く前段階でチップを並べて言葉を作る練習ができるおしごとです。
促音(小さい「つ」)
促音は読み始めの子にとっては難しい読み方です。促音のお仕事では、難しい部分を切り取り、繰り返し経験して印象づける練習ができます。
濁点がつくと
意味が変わる言葉
濁点がつくと意味が変わる言葉のおしごとは、読み始めの子が言葉の面白さを知り、興味を深めるためのおしごとです。楽しみながら語彙を広げます。
ふうとうパズル
ふうとうパズルは、主語・述語・修飾語の関係を学び、言葉を組み合わせて意味の通る文を作る、日本語の構成を楽しく理解するおしごとです。
ひらがなスタンプ