感覚教育について

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感覚教育

感覚教育とは

感覚教育は、五感が特に敏感に働く0〜6歳の時期に、発達に合った刺激を与えて感覚を育む分野です。教具には知性を育てる仕組みが組み込まれており、モンテッソーリ教育でいう知性とは「対にする(ペアリング)」「順番にする(グレーディング)」「類別する(ソーティング)」という三つの操作を指します。これらが育つことで物事の理解が深まり、抽象的思考へとつながります。感覚教具のすべてに知性を育む工夫が施されています。

ピンクタワー

ピンクタワーは10個の立方体で大きさと順序を体験する代表的な教具です。10個セットなのは、10進法を自然に身につけられる環境をつくるためです。

茶色の階段

茶色の階段は教会の石段がモチーフの教具です。太さの異なる10個の直方体を扱い、握った太さや重さの違いを感じながら順番の概念を体験します。

長さの棒

長さの棒はパイプオルガンがモチーフの教具です。10本の棒を同じ持ち方で扱い、長さの違いを感じ取り、並べる中で順番の概念を習得。1〜10の数量の理解にもつながります。

色付き円柱

色付き円柱は4種類各10個の円柱で構成され、大きさや重さの違いを感じながら順番の概念を習得します。専用シートで花や生き物の形づくりも楽しめます。

構成三角形

構成三角形は三角形でさまざまな形を作るおしごとです。面積や角度の基本となる三角形を、パズル感覚で組み合わせながら図形の構成を楽しく体験できます。

幾何タンス

幾何タンスは多様な図形パズルが入った教具です。三角形・四角形から台形・菱形まで揃い、手で触れて曲線や角を感じながら形を理解します。小学校高学年算数で学習する多角形にもつながります。

色板

色板は色の種類や名前を学び、暗さ・明るさを並べて美しいグラデーションを作る教具です。順番の概念と色の微妙な違いを感じ取り、感覚教育ならではの知性を育みます。

布合わせ

布合わせは視覚を遮り、触覚だけで素材の違いを感じ分けるおしごとです。触覚が敏感な時期に手触りの差を楽しみ、集中力と感覚の幅を自然に育てます。